印刷 文化と文明の関わり(10/11)PDF

元凸版印刷株式会社 河野 通

印刷産業の製品別構成比

(金額ベース 印産連「日本の印刷産業将来市場規模予測2010年」より2005年推定値)

(注)ソフトサービスには、デザイン、企画などのほかITネットワーク事業などが含まれている。

出版印刷と製本方式

上製本 一般に「かがり綴(と)じ」、「無線綴(と)じ」、「網代(あじろ)綴じ」などの方法により、厚い板紙の表
紙などを一緒にして行う製本方式。
かがり綴じ 折り終わった印刷物ーー「折丁」(おりちょう)ーーを順番に揃えて、つまり「丁合」
(ちょうあい)し、その背の部分に糸を通し、辞典などページが多く、厚みがあるものを
頑丈に綴じる製本方式
無線綴じ 丁合した後、その背の部分を糊が付きやすい形に切り落とし、機械で背に凹凸をつけ糊を
付けて頑丈に綴じる製本方式
網代綴じ 「無線綴じ」の改良型で、本の背の部分に切れ目を入れ、そこから糊を浸透させる。取説
書やマニュアル、文庫、新書、雑誌、電話帳などに使用されている製本方式
並製本 一般に書物を針金や糸を用いて綴じる製本方式が使われている。「中綴じ」と「平綴じ」とが使われている。
平綴じ 針金や糸を通すため、余白が必要で、和本などによく見られる製本方式
中綴じ 背の中央に針金や糸を通して綴じるもので、週刊誌や情報誌などによく見られる製本方式

商業印刷

証券印刷

Security とTraceability

包装印刷

内容物保存性と機械特性

建装材印刷

耐候性と均一性 多層コーティング

建築の内装や外装材、家具の表面装飾や金属材料の装飾、またコーテング技術を応用してプリクラ写真のインクリボンや転写紙も広く電気部品などの成型品の印刷に使用されている。