時空の漂白 32  PDF (2010年12月6日)

広島便り 2010里山を歩こう(2)
       身近な自然観察      高橋 滋      

里山整備士 4月14日(水) 

私は今、広島市佐伯区湯来町の「峠」という集落(左図の矢印付近。その拡大図の下図では峠の文字が見える)で、「里山整備士」として竹林の整備を続けている。

「里山整備士」というのは、(財)広島市農林水産振興センターが行っている里山の再生・整備の指導者の養成講座(講義・実習 2年間)を受講し、認定される者である。

2005年度から開始され、これまでに20人が「広島市里山整備士」として認定され、そして2015年度までにさらに30人が認定を受けることとなっている。

遊歩道のチェックのため稜線に出たらなかなかの景色が広がった。手前の集落が峠地区と呼ばれるところである。稜線は湯来町の外れの一番、瀬戸内海に近いところでもあり、振り向いたら宮島が見えた。

このあたりの稜線は、大戦中は「見張り線」になっていたらしい。軍港や三菱重工などの軍事工場があたったからだろう。国土地理院の三角点(汐見山・標高635.7メートル)の横に陸軍省の標石が残っていた。

この辺りには常緑樹のミヤマシキミ(深山樒)が自生している。学名はSkimmia Japonica。Skimmiaはシキミ(樒)に由来。今では珍しいが、かつてはサカキ(榊)と同様、普通に神事に用いられていた。当地では、現在でもサカキ(榊)と同様に神棚に供えられている。図鑑では一属一種だが、ネットで調べたらアジアには四種類あり、多くの園芸植物が創り出されているらしい。

稜線から宮島側の斜面ではヤマザクラが満開だった。
今年は特にヤマザクラの花が目立った。

志和の山 ミツバツツジ 4月18日(日)

志和の山 ----- 1987年に購入・開墾して樹木などを植え、この三月初めにも梅を見に行った所のツツジが見頃ではないかと行ったら、ぴったり満開だった。なかなか見事だった。2年程前に、前の家が木を切ったため陽当たりが良くなった効果だろう。

なお、「暖地の海岸近くに多く-----」と図鑑にあるナワシログミが山地で寒地の志和にもある。枝振りや葉の感じが良いが、大きなトゲが難点である。